ミステリファンにお薦めの「伊集院光のでぃーぶいでぃー」
伊集院光のでぃーぶいでぃー ~夢にときめけ仲間を疑え 草野球芸人対抗連係プレー選手権の巻 [DVD]
- 出版社/メーカー: ホリプロ
- 発売日: 2009/11/18
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すげえ。傑作だ。
芸人たちが一致団結して、草野球憧れの「ダブルプレー」をやろうとする。
フィールドには、ノッカー、ファースト、セカンド、サード、ショートの5人。そしてファーストランナーと、ノッカーが打ってからファーストに走るための代走ランナーがいる。
4−6−3、または6−4−3でゲッツーを狙う。
みんなが連携すれば成立するのだが、この中に「スパイ」が2人いて、ダブルプレーを阻止するために動く。
ワンプレーごとに全員が集まり、協議の末に「不信任投票」で最も票を集めた人が外される。そこには補欠4人からこれも投票で1人入ることになる(補欠もスパイの可能性がある)。
ランナーはスパイが誰か知っている。MCの伊集院は知らない。
10球やって、ダブルプレーが成立すればプレーヤーの勝利。一度も成立しなければスパイ側の勝利、となる。
一球ごとに「今の××の動きおかしいやろ」など、不信感がつのり、みんな疑心暗鬼になる。
そして、衝撃の結末が訪れる。これはまさに、本格ミステリにおける「大どんでん返し」なのだ。これは恐らく、全編を通して観ないと驚けないだろう。いやあ、まさかこんなことになるとは。
芸人といっても、桐畑トール、田代32、サードメン高橋など、伊集院光のラジオリスナーにはおなじみだが、一般的知名度はゼロに近い人ばかり。華のある芸人は一人もいない。さらに制作費もほとんどかかっていない(商品の「餃子の王将」お食事券10万円分くらい)。それでいてこの面白さ。いやすごいわ。
本当に、騙されたと思って観ていただきたい。
蜷川真夫『ネットの炎上力』
- 作者: 蜷川真夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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ただし、著者がJ-CASTニュースの人なので、J-CASTの話題が中心。もっといろいろ踏み込んで欲しかった。
石井光太『日本人だけが知らない日本人のうわさ』
日本人だけが知らない 日本人のうわさ 笑える・あきれる・腹がたつ (光文社新書)
- 作者: 石井光太
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/02/17
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最後の方には、日本人たちがかつて信じていた外国人に関する「うわさ」もあって、これを読むと、外国人を笑えないと思う。「マッカーサーは日本人だった」なんて、本気で信じられていたらしい。
西成活裕『「渋滞」の先頭は何をしているのか?』
- 作者: 西成活裕
- 出版社/メーカー: 宝島社
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渋滞には「自然渋滞」「ボトルネック渋滞」「ダンゴ型渋滞」の三種類があるのだそうだ。こうして読むと、ちゃんとした学術研究になっているから不思議な気がしてくる。
全国まずいものマップ―清水義範パスティーシュ100〈3の巻〉 (ちくま文庫)
- 作者: 清水義範
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/02
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