岩波書店編集部編『この本、おもしろいよ！』

この本、おもしろいよ! (岩波ジュニア新書)

作家、俳優、歌手など著名人が、中高生を相手に想定してお薦め本を紹介したエッセイ集。ジャンルも多岐に亘っており、ガイダンスとしてよく出来ていると思う。
豊島ミホが２２歳当時に古川日出男の『ｇｉｆｔ』に出会って、めちゃくちゃかっこいいと思った、というくだりが特に印象的だった。

北岡明佳『人はなぜ錯視にだまされるのか？』

人はなぜ錯視にだまされるのか?

大森望さんが「大竹まことゴールデンラジオ」のコーナーで紹介されているのをポッドキャストで聴いて、興味を持った本。はっきり言って、気持ち悪い錯視だらけだ。ものすごく詳細に分析されているが、その錯覚のメカニズムについては分からないことも多いようだ。
本書で紹介されている錯視についてネットで具体的に見たい方には、著者本人のサイトを紹介しよう。冒頭にある「蛇の回転」からしてもう気持ち悪くなることを保証する。

・北岡明佳の錯視のページ

藤井青銅『あんまりな名前』

あんまりな名前

「テロ特措法」の正式名が一番「あんまりな名前」だった。