2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

貫井徳郎さん原作の映画「愚行録」試写会を観てきました。

あまり映画の試写会には行かないというか、そもそも誘われることは滅多にないのですが(映画好き、というほど観てないので当たり前ですが)、今回お誘いがありまして、映画「愚行録」の試写会を観てきました。 原作は貫井徳郎さんの同タイトルの小説で、貫井…

2017年本屋大賞ノミネート作品発表!! ……そして、ぼんやり予想の答え合わせ

本日1月18日の正午に、2017年の本屋大賞ノミネート作品が発表されました。 本屋大賞 (↑本屋大賞公式サイト) その10作品とは、 西加奈子『i』(ポプラ社) 原田マハ『暗幕のゲルニカ』(新潮社) 村山早紀『桜風堂ものがたり』(PHP研究所) 川口俊和『…

第7回広島本大賞ノミネート作品の紹介/3月下旬に発表される「広島本大賞」にはどの作品が選ばれるのか!?

ご存知の方も多いかと思いますが、私は「広島本大賞」の実行委員をやっています。広島の書店員とタウン誌編集者有志が運営している、広島の魅力あふれる作品を紹介し広めて、その中から「広島本大賞」を選ぶ、まだまだ規模は小さいですが、いろいろ頑張って…

子どもたちに大人気「サバイバルシリーズ」の歴史編「歴史漫画サバイバルシリーズ」は山田風太郎的な味わいがあるぞ

書店員なら誰もが知っている、あるいは小学生のお子様をお持ちの方ならみなさんご存知なのが、朝日新聞出版の「サバイバル」シリーズです。 ものすごーくざっくりと紹介すると、火山、地震、ウイルス、恐竜世界など、様々なシチュエーションにおかれた主人公…

2017年ブレイク必至のミステリ作家を、一人だけ挙げておきます。

自分の店で、あるいはチェーン店で、「今年きっとブレイクするミステリ作家フェア」というのを時々やってきました。2012年に初めてやったのですが、その後2013年、2016年にも同様のフェアをやりました。ここで採り上げた作家さんをざっと振り返ってみます。 …

なんとなく、ざっくりと、ぼんやりした感じの、2017本屋大賞ノミネート作品予想(※22:09一作品追加しました)

2017年の本屋大賞が既に始まっておりまして、現在は一次投票が終わったところ。投票を集計してベスト10の作品がノミネート作品となり、1月18日(水)に発表される予定です。 この段階だからこそできる企画として「本屋大賞ノミネート作品予想」をやってみ…

私が必ずチェックする二人のノンフィクション作家

私はミステリマニアなので、基本的にはミステリを読んでいるわけですが、時々違うジャンルの本も買うし読んでいます。ノンフィクションは気分的にもいい切り替えになりますが、内容的にはハードなものも多いですね。でもそういうのが楽しみだったりもします…

2017年1冊目の読書は「文庫X」のコミック版だ

VS. ―北関東連続幼女誘拐・殺人事件の真実- (愛蔵版コミックス)作者: 橘賢一,日本テレビ報道局「ACTION」取材班,高野洋出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/03/19メディア: コミック クリック: 8回この商品を含むブログを見る2017年1冊目の読書は、意外にも…

2016年の最後に出合った2016年最高傑作。これが無冠で終わるわけがない!

私はかつて、「音楽そのものを文章化した小説」を夢想していたことがある。誰も書き得なかった領域の小説を書くこと、たとえば、聴覚に障害のある人にも読んでいると頭の中に音楽が響いてくるような、そんな小説である。もしそれが書けるなら、自分はすげえ…

つ、ついにあの『白樺荘事件』が読める日が来る……のか?(未完だけど)

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 とか言いながら、去年(2016年)に何本更新したんだろう、と見ると、たったの3本でした。こりゃ不味いでしょう。なんか、ちゃんとした記事を書かねば、しっかり構成せねば、と気負っていた気…