なんとなく、ざっくりと、ぼんやりした感じの、2017本屋大賞ノミネート作品予想(※22:09一作品追加しました)

2017年の本屋大賞が既に始まっておりまして、現在は一次投票が終わったところ。投票を集計してベスト10の作品がノミネート作品となり、1月18日(水)に発表される予定です。


この段階だからこそできる企画として本屋大賞ノミネート作品予想」をやってみたいと思います。
ただ、なんとなくぼんやりとした感じで「この作品あたりが入るんじゃないかなあ〜〜」くらいのスタンスで見ていただきたいのです。一応、それぞれに私なりの理由と根拠があるのですが、そこを詳しく書くとシビアな話になってくるし、作家さんにも作品にも失礼でしょう(予想すること自体がもう失礼なのですが)。私は第一回目から投票に参加しており、第二回からは発表式の会場にも毎年行っています。ただし、実行委員の経験はありません。あくまでも参加者の一人です。今までずっと参加してきた書店員の端くれとしての「ざっくりとした勘」とでも言いましょうか。そんな感じのぼんやりしたものです。あの作家さんとは仲がいいからとか、あの作家さんを応援しているからとか、そういう身びいきは排したつもりです。


順位とかの予想ではありません。ノミネートに残りそうな作品の予想です。もちろん、現在集計中の結果も全く知りません。
以下、予想する作品を二段階に分けます。「ノミネートに残る可能性が高そうだな〜」な作品A群と「A群よりは可能性低そうだけど、入ってもおかしくない」作品B群です。


では、作品予想です。
あくまでも、ぼんやり、ざっくりしたものですよ。
まずはA群から。

2017年本屋大賞ノミネート作品予想(どちらかといえば、可能性が高そうかな?)


小川糸『ツバキ文具店』(幻冬舎
ツバキ文具店
恩田陸蜜蜂と遠雷』(幻冬舎
蜜蜂と遠雷
門井慶喜『家康、江戸を建てる』(祥伝社
家康、江戸を建てる
川口俊和コーヒーが冷めないうちに』(サンマーク出版
コーヒーが冷めないうちに
塩田武士『罪の声』(講談社
罪の声
住野よる『また、同じ夢を見ていた』(双葉社
また、同じ夢を見ていた
西加奈子『i』(ポプラ社
i(アイ)
原田マハ『暗幕のゲルニカ』(新潮社)
暗幕のゲルニカ
村田沙耶香コンビニ人間』(文藝春秋
コンビニ人間
森絵都みかづき』(集英社
みかづき
森見登美彦『夜行』(小学館
夜行
米澤穂信『真実の10メートル手前』(東京創元社
真実の10メートル手前

なんと、これで12作品になってしまいました。仮にこれらが全部揃っても、2作品が溢れることになります。いや、同率10位の可能性もありますけれども(過去にありました)。


続いてB群。ノミネートに入ってもおかしくないよね、な作品です。

2017年本屋大賞のミート作品予想(入ってもおかしくないよね?)


芦沢央『許されようとは思いません』(新潮社)
許されようとは思いません
彩瀬まる『やがて海へと届く』(講談社
やがて海へと届く
今村夏子『あひる』(書肆侃侃房)
あひる
大島真寿美『ツタよ、ツタ』(実業之日本社
ツタよ、ツタ
川村元気『四月になれば彼女は』(文藝春秋
四月になれば彼女は
窪美澄『すみなれたからだで』(河出書房新社
すみなれたからだで
小林由香『ジャッジメント』(双葉社
ジャッジメント
新海誠『小説 君の名は。』(KADOKAWA)
小説 君の名は。 (角川文庫)
住野よる『よるのばけもの』(双葉社
よるのばけもの
崔実『ジニのパズル』(講談社
ジニのパズル
辻村深月東京會舘とわたし』(毎日新聞出版
東京會舘とわたし(上)旧館
中村文則『私の消滅』(文藝春秋
私の消滅
平野啓一郎『マチネの終わりに』(毎日新聞出版
マチネの終わりに
村山早紀『桜風堂ものがたり』(PHP研究所)
桜風堂ものがたり

あーなんか、これを漏らしたかなあ、というものばかりあるような気がします。なんかすみません。
果たしてこれらの中から、18日にノミネート作品として発表されるのは何か。また、予想外のノミネート作品はあるのか。今から楽しみです。