パトリック・クェンティン『グリンドルの悪夢』

グリンドルの悪夢 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)

グリンドルの悪夢 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)

解決編は楽しかったが、個人的には中盤が読み進めにくくて辛かった。

グラディス・ミッチェル『タナスグ湖の怪物』

タナスグ湖の怪物 (論創海外ミステリ)

タナスグ湖の怪物 (論創海外ミステリ)

ネッシーみたいな怪物が現れる湖の近くで起こる事件。とはいっても事件と怪物との関連はあまりなく、事件も割と地味。全てはオチへの伏線だったと考えるべきか。探偵役(魔女の末裔)と主人公(?)サリーのキャラは楽しかった。

小島正樹『十三回忌』

十三回忌 (ミステリー・リーグ)

十三回忌 (ミステリー・リーグ)

派手な事件ばかり起こる一族。もうここまでくれば、リアリティとかどうでもいいように思えてくる。大規模な物理トリックの連続技を楽しむべきだろう。

最近読んだコミック4冊

大東京トイボックス(3) (バーズコミックス)

大東京トイボックス(3) (バーズコミックス)

ユリア100式 8 (ジェッツコミックス)

ユリア100式 8 (ジェッツコミックス)

ドグラ・マグラ (まんがで読破)

ドグラ・マグラ (まんがで読破)

世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

とりわけ、浅野いにお『世界の終わりと夜明け前』には感動した。
「まんがで読破」のドクラ・マグラも意外と面白かった。

柳広司『ジョーカー・ゲーム』

ジョーカー・ゲーム

ジョーカー・ゲーム

傑作。
かつての明智小五郎怪人二十面相みたいな対決ものを思い出した。いかに相手の裏を掻くか。本格ミステリとしても秀逸で、「幽霊(ゴースト)」におけるマイクロフィルムの隠し場所には唸った。「XX(ダブル・クロス)」のラストも印象的だ。ベストは「ロビンソン」か。

「編集会議」2008年12月

編集会議 2008年 12月号 [雑誌]

編集会議 2008年 12月号 [雑誌]

恩田陸特集。
他に「書店に学ぶ企画のヒント」特集は、書店員にとっても読み応えある。

本格ミステリ・ベスト10「MY BEST RANKING」受付中!

今年も「本格ミステリ・ベスト10」に向けての一般投票が、原書房のサイトにて行われています。
投票締め切りは11月6日24時。あと2日ですが、多くの方が参加されれば結果も楽しいかと思います。
こちらからどうぞ。
http://www.harashobo.co.jp/mystery/myrank09.htm