チャイコフスキー「1812年」は有名でしょ

そういえば先週はゴールデンになって初めて「トリビアの泉」を観なかった(ビデオにも録らなかった)。そろそろ自分の中で飽きているのだろうか。
今日はリアルタイムで観たが、「大序曲1812年」で大砲が使われるのはクラシック音楽では有名な話だと思う。
1812年」といえば何年か前にNHKの何かの番組で、かつてのソ連国内ではこの曲のラスト(ちょうど大砲が打ち鳴らされるところ)のロシア国家の旋律を当局が勝手に別の曲(何かの革命歌だったと思う)に差し替えていたという話を伝えていた。原曲の通りに演奏されることなど当然なく、そもそも楽譜も変えられていたらしい。実際の演奏場面も流していた(スヴェトラーノフ指揮)が、そこだけ明らかに浮いたような変な曲になっていた。もちろん現在はきちんと原曲通りに演奏されている。
番組内では紹介されなかった捕捉トリビア。大砲の使用は作曲者自身の指示だが、実際の大砲をホールとかで撃つわけにもいかないので、通常の演奏会では大太鼓で代用される。