そして安倍がいなくなった

複雑な心境だ。なんでも、紺野は風邪による大熱のため、24,25日ともに完全欠席だったそうだ。他にも様々なトラブルというか負荷がかかったようで途中ダウンしたメンバーが何人かいたらしい。アンコールでは最近恒例になった客席サイドからの「サイリウムの海」攻撃、今回は「白」だったそうで、それはそれは綺麗だったことだろう。メンバーからのラストメッセージで辻が感極まりすぎて倒れかけ、スタッフに抱えられて舞台を降りたとか。こうしてまた心の傷を背負うのか。紺野からのメッセージは飯田が代読したらしい。紺野にとってもこういう場にいられなかったことは逆の意味でショックのはずで、これが後々に引かなければいいのだが。
語弊を承知であえて書くが、最近の卒コンは「泣き」をショー化しているようにも見える。みんなが泣きまくっているのを袖で見ながら「よしよし、いい画が録れてるぞ」と思うスタッフもいたりするのではないか。これに味をしめて毎回のツアー毎に卒業者を出す、みたいなことをし出したらもう事務所もモー娘。も終わりだ。いっそのこと早く解散した方がすっきりするのに。
ともあれ、安倍はモー娘。の象徴のような存在だったのは間違いないし、彼女の卒業は特別なのだという気持ちはここ数日で急速に感じたことだ。これでモーニング娘。がある意味「違うグループ」になってしまうのかも知れない。安倍の今後の活動は注目していきたいし、密かに応援していきたい。とりあえずソロアルバムは買おう。
しかし紺野がいない卒業式は私にとっては輪をかけたショックで、恐らくこのライヴもDVD化されるだろうが、もしかすると買わないかもしれない。