週刊百科の印象

デアゴスティーニ分冊百科誌がどうにも「胡散臭く」見えてしまうのは、「結局何号まで出るかよく分からない」ところにあるのではないか。最初の頃はすぐに終わるような印象を受けるのに、気がついたらダラダラ続いているように見える。「トレジャーストーン」が創刊された時、原石を入れるケースが付いていて、入れるスペースが25箇所分あったので、「25号で終わる」と思った人がいたらしいのだが、現在は77号くらいまで行っているか? 「マイドールズハウス」というドールハウスを作る雑誌も定期にしていた人から「何号までいったら完成するのか?」と聞かれたのでかつて版元に電話したら「80号で出来る予定だが、雑誌は100まで続く予定です」とか言われた。のに、結局のところ150号まで出たらしい。ロボットを作る雑誌もすぐに完成するような印象だったけれど、プログラミングとかがいろいろあって現在49号で「ACアダプター」が付いていた。まだまだ続くらしい。全部買っている人は5万円以上も投資していることになる。
それぞれの雑誌ごとに専用のHPがあるようで、それぞれに「FAQ」で「何号まで続くか」という欄があるのだが、「確定していない」というものが多い。不思議だ。
小学館講談社朝日新聞社などからも同じような分冊百科雑誌が多く出ているが、こちらは大抵の場合、最初に「全50巻」とか決められていて、刊行予定も予めきちんと表記されている。こちらの方が遥かに好感が持てるのだが。
小学館から「ぼくドラえもん」が20日創刊。月二回刊で全50巻予定である。最近の中では最も売れそうな気がする。