ミニモニ。でブレーメンの音楽隊VOL.1

高橋編の4話。おお、既にこの段階で山のように伏線が。とりわけ第三話でハーモニカの楽譜を見せられた大神先生が動揺する場面にはびっくり。最初に観ていると、何でもない場面で出演者が何かいわくありげな行動を取っていることに妙な違和感を覚えるのだが、最終回を観た状態で観るとそれら全てに納得がいく。巧妙な伏線が張り巡らされた優れたミステリは初読時よりも再読した時の方が感動したりするものだ(去年から今年にかけてそのようなタイプの傑作ミステリがいくつかあるが、あえて挙げないでおく)が、このドラマはそれを映像で実現した気がする。ミステリマニアにこそ観て欲しいドラマだ。