「死に花」

面白い! 計算された笑いどころがあるし、プロットもしっかりしているし、俳優陣が素晴らしいし。
藤岡琢也さんが自分の葬式をプロデュースして、自らVTRで最期の挨拶をしたりする場面はちょっと泣けた。銀行の金庫へ向けて彫られたトンネルを見た星野真里が「すげえなー年寄りって!」と笑う場面は「笑いどころ」なんだろうが、私はむしろここでも泣きそうになった。
まあ、ラストであのビルがああなっちゃうってのはさすがに荒唐無稽だとは思ったけれど。
それと、なんといっても森繁だよ。森繁が出演している、動いているだけでも必見(失礼な発言ですみません)だが、実は彼がキーマンなのだ。トンネルがあそこにぶち当たった時に予想がついてしまったのだが。
それにしても、星野真里は可愛いなあ。