ショウシャカン

店で起こった出来事とかは極力書かないようにしているのだが、今日は笑える話があったので書かせていただく。
ある女の子がスタッフに「“ショウシャカン”という出版社の本はありますか」と訊いたそうだ。はて、そんな出版社あったかいな、と疑問に思っていると、その子はある文庫本の著者紹介欄を見せた。そこには(小社刊)の文字が……。その直前に(文芸社)というのもあったので、(小社刊)という出版社があると思ったようだ。確かに子どもには分かり難いよね。
ところでその子が持っていた文庫本は、山田悠介リアル鬼ごっこ』であった。つまり(小社刊)の本は『親指さがし』だった。その子は『親指さがし』を買っていった……。
えー、お買い上げありがとうございます。