五輪を振り返って

開催中はこの日記に一言も書いていなかったが、実はほぼ毎日観ていた。開催前は「本当に出来るのか?」とまで言われて関心が低かったオリンピックも、メダルラッシュに沸いているうちに、いつの間にかすごく盛り上がっていた。ラジオで喋ったこととほぼ被るけれど、競技以外で私が印象に残ったことを以下に記す。
開幕直前、「とくダネ!」で小倉智昭が「金メダル予想」として「16個」だ、と断言していた。当時は誰もそんなに取れるとは思っていなかったので、スタジオ中が「ぇえーー、それはないよー」的な空気になり、小倉さんは「だって柔道が誰々の中から少なくとも6つ取れるでしょ、あとこれでしょ、これでしょ」と数勘定をして「ほら16個じゃない」とか言っていた。結果は、なんとズバリ的中! もちろん取った種目・選手は予想とは少し違っていたが、16という数を的中させたのは小倉さんだけではないだろうか。彼が帰国してから番組内で威張り散らすところがもうすぐ観られるはずだ。
北島康介がレースに出る前に、岩崎恭子からインタビューを受けていたが、岩崎恭子が「タメ口」だったことに驚いた。そうか、岩崎恭子の方がお姉さんなんだ、と思った。バルセロナの時が14だから、単純に計算して26ということになる。時の流れは早い。
谷亮子は素晴らしかった。本当に怪我をしていたのか疑ってしまうほど安定していた。すごい気迫だったので決勝でも全然負ける気がしなかった。というわけで、A級戦犯細木数子である。自分の特番で「結婚式でやってはいけないことをやったから金メダルは取れない」と予言していた。しかも高視聴率だったため、多くの人が証人となっているはずだ。あの有無を言わせない断定はどこに根拠があるのか。少なくとも細木数子にはこの件について谷亮子にお詫びする義務を負っている。大体、「地獄に落ちる」とかいう言い方はただの脅迫ではないか。「おさる」を「モンキッキー」に変えさせて、もし失敗した場合はどう責任を取ってくれるのだろうか。自分が地獄に落ちてくれるのか。「六星占術」の本は今や「暦」みたいなものだから売れても何とも思わないが、一刻も早くTVから姿を消して欲しいものだ。