10年振りではないだろう

昨日、街を歩いていると、見覚えのある女性が通り過ぎようとしていた。どこで見たっけ、とか思っていたら向こう側も気付いてくれた。かつていた店で一緒にスタッフとして働いていた子だった。「すごい久し振りですね」と言うと「10年振りくらいですか?」と言う。いや、そんなには経ってないと思うが、7〜8年振りだろうか。「今なにしてるの?」と聞くと、「あそこの古本屋に」と、近くの店を指差した。へー、ここなら時々行くよ俺。彼女も先を急いでいるようだったのですぐに別れた。
女性の年齢の話をするのは失礼なことで申し訳ないが、確か彼女が入った頃が20歳かそこらだったと思うので、現在は30歳前後のはずだ。なのに昔と全然変わらない顔をしていて、可愛くて若いままだった。かつては特別な感情など全く感じなかった子だったのだが、久し振りに会うとちょっとときめいてしまった。結婚したのかなあ。そういえば最近は古本屋で古本を買ってない。もっぱら売ってばかりだ。たまにはあの古本屋で買ってあげようと思った。
この話には続きがないので、ここで唐突に終わる。可愛い子は年月が経っても可愛いままだなあというのが結論か。よく解らない。