2006-02-04 第6回本格ミステリ大賞候補作 book 既に各地でコピペされていますが、 【小説部門】 『ゴーレムの檻』柄刀一(光文社) 『扉は閉ざされたまま』石持浅海(祥伝社) 『向日葵の咲かない夏』道尾秀介(新潮社) 『摩天楼の怪人』島田荘司(東京創元社) 『容疑者Xの献身』東野圭吾(文藝春秋) 【評論・研究部門】 『探偵小説と二〇世紀精神』笠井潔(東京創元社) 『ニッポン硬貨の謎』北村薫(東京創元社) 『ヒッチコック「裏窓」ミステリの映画学』加藤幹郎(みすず書房) 『ミステリー映画を観よう』山口雅也(講談社) 道尾秀介『向日葵の咲かない夏』が候補になったことと、『ニッポン硬貨の謎』が評論・研究部門に入ったのが面白いところ。道尾の参入によって、本命×対抗の一騎打ちと思われた大賞の行方がやや混沌としてきているような気がします。 というわけで、今年も「インターネットで選ぶ本格ミステリ大賞」は行う予定です(小説部門のみです)。投票をお考えの皆さんは今のうちに候補作品を読んでおきましょう。ちなみに私は柄刀作品のみ未読です。