「天国と地獄」

天国と地獄 [DVD]

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恥ずかしながら、初鑑賞である。これも歴史に残る大傑作だった。私がいまさら言うまでもないことだ。
原作がエド・マクベインの『キングの身代金』だということと、特急電車から身代金を落とす有名なシーンしか知らなかったのだが、先日、武田鉄矢がこの映画における「色」の使われ方についてラジオで力説していたのを思い出し、観たくなったのだ。全編モノクロの作品中、わずか一瞬だけ、色が付いた場面がある。その絵が観客に与える効果が素晴らしい、というような内容だった。実はそんなことすら知らなかったのだ。
タイトルの意味も、ラストまで観て初めて知った。なるほど、数多くの作品に影響を与えたのも頷ける。