2008-03-19 東野圭吾『流星の絆』 book 読了 流星の絆作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/03/05メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 129回この商品を含むブログ (371件) を見る装丁や帯からも「傑作感」が漂う東野圭吾の最新作。中盤までは大傑作と信じて疑わなかったが、読み終わってみると、印象が少し和らいでしまった。あの「捻り」はなかった方が、ドラマとして素晴らしい作品になったと思う。なのでラストも個人的にはやや興醒めだった。 リーダビリティは相変わらず高く、読み応えもあるのは間違いない。ここ数年で読者層が幅広くなり、作風も大衆向けにシフトしつつあるのかも知れない。 ある人物を騙すために、兄弟が警察に成り済ました際の名前「草薙」「加賀」は、ファンサービスの一種だろうか。