『幸せな売場のつくり方』&『日本でいちばん大切にしたい会社』&『すごい本屋!』

「本屋のほんね」さんなど、書店員・書店業界系ブログで話題の本。会社の会議などでも話題になったので、読みました。

幸せな売場のつくり方

幸せな売場のつくり方

人がいない、入ってもすぐ辞める、みんなやる気がない……どこの店でもありそうな悩みを抱えるファッション専門店を舞台に、再生のためのヒントを与えてくれる物語。どこの書店でもありそうな話。いろんなヒントが満載されていて、自己改革にもなるが、突き詰めれば「チームワーク」かなあと思っている。まずは「ねぎらいの言葉」を自然にかけられるようにしよう、と自分に課している。



日本でいちばん大切にしたい会社

日本でいちばん大切にしたい会社

会社にとって最も大事なのは、お客ではなく、社員の幸せなのだ、と主張する著者(お客ももちろん大事だが、それ以上に最優先されるのが社員だということ)が、それを実践してかつ業績を伸ばしている会社を紹介したルポ。これも改革のためのヒントがいっぱい。



すごい本屋!

すごい本屋!

和歌山の山奥にある書店「イハラハートショップ」の物語。本だけでなく雑貨も置いていて、書籍売場はわずか20坪。しかしここで起こる本当の「本との出合い」こそ、現代の巨大化した書店・書店員が忘れかけているものではないかと思う。原画展、サイン会、おはなし会、おえかき会なども過去におこなっているが、こんな山奥の店なのに、どれもこれも大盛況。本を売るということは何なのか、自問しながら何度も読み返したい一冊。