万城目学『プリンセス・トヨトミ』

プリンセス・トヨトミ

プリンセス・トヨトミ

京都、奈良、とくれば、次は大阪。見た目には何も変化がないが、実はその裏で大変な事件が起こっていた、的な話。この著者らしい「妙だけど味のある設定」だし、大阪城の印象的な使い方など、面白い要素もたくさんある。
「奇想」の点では過去2作に及ばず、地味に見えてしまうのがちょっと残念。