本屋大賞ノミネート作品発表
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ノミネート作品(五十音順)
- 『県庁の星』桂望実(小学館)
- 『告白』町田康(中央公論新社)
- 『サウスバウンド』奥田英朗(角川書店)
- 『さくら』西加奈子(小学館)
- 『死神の精度』伊坂幸太郎(文藝春秋)
- 『その日のまえに』重松清(文藝春秋)
- 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー(扶桑社)
- 『ナラタージュ』島本理生(角川書店)
- 『ベルカ、吠えないのか?』古川日出男(文藝春秋)
- 『魔王』伊坂幸太郎(講談社)
- 『容疑者Xの献身』東野圭吾(文藝春秋)
なんと10位が同点で計11作品になった模様。
このラインアップは、ほぼ順当だろうと思う。私の読みというか予想がかなり当っていたので自分でもびっくり。え、予想なんかしてたかって? 実はどこかで密かに明記しているのだ。
伊坂が二作ノミネートしたから票が割れるかなあ。個人的には推したいのだが……。来年も『砂漠』があるじゃないかと言われそうだが、『砂漠』は私の中では次回の直木賞に決まっているので、受賞すると本屋大賞では絶対不利なのだ。
……ん、ということは、東野は今回は無理……?
ちなみに、私が投票した3作品を書いておく。『少女には向かない職業』『海の底』『魔王』である。『魔王』は残らないと思ったから天邪鬼で入れたのに、残ってしまった。米澤穂信もどっちかを投票したかったのだが、3作品の枠の制限で泣く泣く漏れた。
ま、これ以上あれこれ言うのは止めておこう。投票に影響してはいけない。全国の書店員が選ぶのは果たしてどれか、4月5日を楽しみにしていて欲しい。私は今年も発表式に参加するつもりである。
未読は4作品あった*1ので、それを読まなければ。とりあえず今日1冊買った。
- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/04/22
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鳥飼否宇『激走 福岡国際マラソン 42.195キロの謎』
激走 福岡国際マラソン―42.195キロの謎 (小学館ミステリー21)
- 作者: 鳥飼否宇
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マラソンとのタイアップ企画ではなかろうか、と思えるほど直接的なタイトルに引いてしまう。しかも著者は日本のバカミス界期待の星・鳥飼否宇だというのもなんとも不思議で、一体どんな小説なのだ、と興味本位で読んでみた。元々は小学館のサイトおよび携帯サイトで連載されていたそうだ。マラソンのスタートからゴールまでを時系列で追いながら、そこに渦巻く複雑な思惑と、事件の経過が同時進行で描かれる。だから読む側も、実際のマラソンを見ているような雰囲気に浸れる。途中に発生する殺人(マラソンランナーが競技中に死ぬのだ)のトリックに鳥飼らしさがあるのと、ラストの「驚き」も鳥飼らしい部分が感じられる(とりわけ後者のはバカミスっぽい)。ただし、いかにも携帯サイトの連載らしい軽さが全体的に感じられるのも事実。読み終わると、鳥飼否宇という人選の不思議さと、何故鳥飼がこの仕事を引き受けたのかが「大いなる謎」として残ってしまう。
最終兵器彼女
http://www.saikano-movie.com/
もう来週から公開なのだ。
前田亜季はとても可愛い。だが、窪塚弟がどうにも馴染めない。男たちはみんな「シュウちゃん」にシンクロして観るはずなのだが、少なくとも私は感情移入し難い。観るべきかどうか、悩めるところだ。