最近笑ったタイトル

川島なお美がドラマ「失楽園」で最もバブリーだったころの迷言に「私の身体はワインで出来ているの」というのがあったけれど、それをパロディにした題名の本が出てて笑ってしまった。『私のワインは体から出て来るの』(ISBN:4054021913)あのクドカンのエッセイ集である。既にある文章をひっくり返したパロディ・タイトルで思い出すのは、堀井憲一郎の『『巨人の星』に必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ。』(ISBN:4062737531)か。今アマゾンでこの本のページを見たら、内容紹介で「星一徹はちゃぶ台をひっくり返したことは一度もなかった」と書いてあって、あれー昨日書いたことがいきなり否定されているじゃん、とちょっと凹んだ。
堀井憲一郎といえば週刊文春で連載しているコラム「ずんずん調査」って単行本にならないのかな。6年前に一度出たきりだ。もう二冊目が出せるだろうに、出さないのは前のが売れなかったから? 「ずんずん調査」は本当に意味のないことを時間をかけて調べ上げる、非常にコストパフォーマンスの悪い(手間ひまかける割には結局1ページの記事だけの)連載で、「トリビアの泉」の「トリビアの種」のようなことをもう10年近く続けているのだ。週刊文春でまず最初に読むページがここなのだが、最近はヒット作が少なくなっているか。がんばれホリイ。