走れガリバーくん

確か西日本オンリーの日曜朝の「走れ!ガリバーくん」という番組をすげえ久しぶりに観た。二人のタレント(今日はSPで3人)が旅に出るのだが、途中で簡単なゲームをやって「王様(または女王様)」と「ガリバーくん」に分かれ、ガリバーくんは目的地のかなり前で強制的に降ろされて少ない予算を渡され、しかも言い渡された「指令」を果たした上で、優雅なおもてなしを受けている王様の待つ目的地に行かなければならない。で、今日観ていたら藤原組長が「ガリバーくん376号」になったことに驚いた。藤原組長が云々ではなくて376号という数字に、である。ということは(SPで二人が同時にガリバーくんになることがたまにあるが)およそ7年くらい続いてる番組なのだこれは(あ、たったいま、坂本ちゃんがガリバーくん377号になった)。この番組では、途中でカメラマンと二人きりにされたガリバーくんがヒッチハイクしたり一般人の家に泊めてもらいながら、人々と触れ合うところが醍醐味なのだが、7年も続いているから町ですれ違う人たちもみんなそれが「ガリバーくん」だと判ってしまい、いろんな人が声かけてくるし、ヒッチハイクも以前に比べれば簡単に出来るし、さらに食べ物を分けてもらえるしと、かつてよりも「ガリバーくん」の苦労というか、タレントが一般人に助けてもらったときの有難さとかが薄れているような気がする。路頭に迷っていた野々村真が誰かに余った弁当を分けてもらって泣きながら食べた、という番組初期の名場面があったが、そういうシーンってもう観られないのだろうか。