悲しくてやりきれない

ザ・フォーククルセイダーズが「帰ってきたヨッパライ」の大ヒットに続いて、朝鮮半島で歌い継がれた「イムジン河」のカヴァーをリリースしようとしていたところクレームが入ったため廃盤扱いに。苦肉の策として「イムジン河」のレコードを逆回転させる、というコペルニクス的転回によって作られたのが名曲「悲しくてやりきれない」である、ということは以前なにかのTVで観て知っていた。その曲を作詞家のサトウハチローの元に持っていった彼らはスケジュールの都合で2時間しか時間がなく、サトウハチローに「2時間で詞を付けてくれ」と言ったところ、サトウハチローは「そんな無茶言うなよ。まったく、悲しくてやりきれねえなあ」と漏らした。と、そのフレーズは使える、ということでタイトルが「悲しくてやりきれない」になったそうだ。さっきNHKの「ラジオ深夜便」でサトウハチローの息子さんが証言していた。ほほお。