明川哲也・文/児嶋サコ・絵『ぼく、あいにきたよ』
いつも本を送って下さっている文春のIさんから「こんなのも作っています」といただきました。ありがとうございますありがとうございます。
- 作者: 明川哲也,児嶋サコ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/06/10
- メディア: 大型本
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おじさんが ぼくをけった。
おじさんが ぼくをぶった。
なんども なんども ぼくをぶった。
おかあさん、たすけて。
おかあさん、そこにいるの?
どうして しらんぷりを しているの。
おかあさんは ぼくが きらいなの?
そして、絵本の常識を覆す展開。涙が溢れるラスト。忘れられない物語だ。
聞き慣れない作者「明川哲也」は、実は、元・叫ぶ詩人の会のドリアン助川である。実際に朗読会の場で朗読されたことがあり、その時はあまりの内容に会場が静まり返り、あちこちですすり泣きが起こったそうだ。この絵本から得なければならないものは、あまりにも大きい。