北森鴻『写楽・考』
![写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉 (新潮エンターテインメント倶楽部) 写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉 (新潮エンターテインメント倶楽部)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41DCA9PSKNL._SL160_.jpg)
写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉 (新潮エンターテインメント倶楽部)
- 作者: 北森鴻
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/08
- メディア: 単行本
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「憑代忌」:人形の死が殺人を予告するのか? 単純ながらもよく考えられたロジックに感心。この短篇集では個人的ベスト。
「湖底祀」:湖の底に鳥居が発見された。その意味するところは……。鳥居の謎が解かれた上に、事件が浮き彫りになる、見事な展開。
「棄神祭」:「あの御仁か」の言葉の謎と論理の融合が素晴らしい。
「写楽・考」:読んでも読んでも写楽が登場しないので、タイトルに偽りありでは、と思っていたが……なるほどそう落とすのか。メインは有名西洋画家の謎です。
(この感想はゲラを読んでのものです)