今日買った2冊が今年の読書の方向性を表している

今日(8日)買ったのはこの2冊。

各地で話題の「リリカル・ミステリー」。安眠練炭さん(id:trivial)ほかからも熱い注目を浴びているようなので、これは押さえておこうと。
今年も注目の新人・話題の新刊は拾えるだけ拾っていきたいと思う。


そしてもう1冊は、上とは真逆のこれ↓

飢えて狼 (新潮文庫)

飢えて狼 (新潮文庫)

志水辰夫伝説のデビュー作。いや、講談社文庫版を昔買っていて、処分はしていないはず(するはずがないだろう……と思う)なのだが、昨日探しても見つからなかった(いや、きっとどこかの段ボールに入っているのだろう)ので、新潮文庫版で買い直した。
今年は新刊を追うと同時に、「名作の再読」「未読名作を読むこと」をやりたいと考えている。特に若い世代に向けて、新本格以前の作品の再評価していこうかなあと。「新本格以前の本格」はそれでも再評価されることもあるが、「新本格以前の冒険小説」が忘れられているような気がしたので、まず志水辰夫から、としてみた。
実は今、船戸与一を読んでいる。やっぱり名作はいつ読んでも名作だと改めて思っているところ。船戸については、またいずれ。