全国の書店員の皆さん、「本屋大賞」へ投票しよう!

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私が今さら強調するまでもないことだが、改めて書いておきたい。
本屋大賞」は他の賞と決定的に違う点がある。「選考委員が選ぶ賞ではない」ということだ。一時投票も二次投票も、書店員による投票だけが基準になっている。「本屋大賞」はもちろん実行委員が中心となって運営されているが、委員たちが特別に強い権限をもっているわけではないし、「書店員ではない実行委員」には投票権すらない。書店チェーンの社長さんも、町の小さな本屋のアルバイトさんも、みんな平等な票を持っている。こんな賞が他にあるだろうか。
本格ミステリ大賞」だって投票で決まるではないか、と思われるかも知れない。だが「本格ミステリ大賞」は、ノミネート作品を決める段階で「予選委員」による選定作業がある。アンケートの上位がそのままノミネートされるとは限らないのだ(過去の「本格ミステリ大賞」の選考経過を見れば明らかだ)。
第一回の「本屋大賞」の時、『4TEEN』で直木賞を受賞した石田衣良が、同作品で「本屋大賞」を取れなかったことを本気で悔しがった、という話もどこかで聞いた覚えがある(うろ覚えなので違う作家かも知れない)。→(追記)『クライマーズ・ハイ』の横山秀夫だったようです。
書店員の純粋な投票で決まる「本屋大賞」、一時投票の締め切りは1/13だ。公式サイトに「エントリー書店員都道府県別分布図」があるが、参加書店員の分布にはかなりのバラツキがある。首都圏や大都市圏のあるところはもちろん多いが、参加者が1〜2人しかいない県も驚くほど多い。「本屋大賞」はあなたの参加・投票を待っている。あなたの一票が「本屋大賞」を本当に動かすのだ。よろしくお願いします。
(私は実行委員でもなんでもない参加者の一人ですが、勝手ながら宣伝させていただきました)