ナチュナル・シティ(2003年韓国作品)

西暦2080年。アンドロイドが人間と共存する世界。不法アンドロイドを除去する捜査官R(ユ・ジテ)は、クラブで毎夜踊るアンドロイドダンサー・リア(ソ・リン)と恋に落ち、仕事もそっちのけで二人で過ごそうとする。が、リアは廃棄処分間近で、あと3日で事実上死亡する。彼女を生かすためには、同じDNA組織を持つスラムに住む女性シオン(イ・ジェウン)を見つけなければならない。そんな折、不法アンドロイドたちの反乱が起こった……。
これは明らかに失敗作。特殊効果やCGは凄いが、肝心のストーリーがさっぱり分からず、後半は何が何だか理解できない。ユ・ジテの魅力の10分の1も出せていないのではないか。韓国映画は近未来を描くとどうして空回りしてしまうのだろう。「ロスト・メモリーズ」然り、「リザレクション」然り、そして「ナチュラル・シティ」も然りだ。
ソ・リンがとっても可愛くて、彼女が最後どうなるのかを確認するためだけに鑑賞したようなものだ。映画館で観ていたら、途中で出ていたかもしれない。