『このライトノベルがすごい! 2007』
- 作者: 「このミステリーがすごい!」編集部
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2006/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「ハルヒ」も「戯言シリーズ」をも退けた今年の一位は、なんと今年デビューの新人、支倉凍砂『狼と香辛料』。私も今年、複数のラノベ読みさんから直接薦められたシリーズで、実は店でも平台展開していた作品である。結局いまだ未読ではあるのだが。
面白いのは、ラノベ本来のターゲットとなる読者層を対象にした「モニター」調査では『狼と香辛料』の得点がゼロだということ。「モニター」調査を外部に発注している意味がよく分からないのでこれも単純に比較するのは難しいのかも知れないが、モニターアンケートと、WEBアンケート&協力者(作家・書評家・サイト管理人・大学サークル)アンケートとの結果(どちらも『狼と香辛料』が1位)がかけ離れているのは、ラノベ界もまた、世代による二極化傾向が見られるということなのだろうか。