「犬神家の一族」(2006年 市川崑監督作品)

易胜博官方网站_易胜博公司_易胜博网站
あの角川映画=横溝・金田一映画ブームを生み、メディアミックス商法を広めた「犬神家の一族」を30年ぶりに同じ市川崑監督・石坂浩二主演で完全リメイクされた映画。
事前には「ただのセルフパロディではないか」という危惧があったのだが、そんなことはなく、堪能させてもらった。ストーリーも一部忘れている部分があったため、驚かされたプロットもあった。
しかし年齢には勝てない。石坂浩二の走る姿も、加藤武の「よし、わかった!」も、前に較べると明らかに弱い。変わらないのは大滝秀治だけだ。
今回も俳優陣が素晴らしかった。とりわけ富司純子の存在感・威圧感が最高。浮いていたのは三谷幸喜くらいだろう(前作では横溝正史カメオ出演していた役だ)。