万歩書店ツアーオフ
10日土曜日、cakeさん(id:cake)と同行者一名様の計3名で、岡山の万歩書店を廻って買いまくりました。
本店→倉敷店→平井店の3店舗のみでしたが、個人的には初めて行った平井店に感動。ここはまた行きたいと思います。
cakeさんの本気モードの買いっぷりに惚れ惚れした一日でした。
収穫は以下の通り。
○本店
- 狩久『不必要な犯罪』(幻影城ノベルス・アンカットフランス装/後半アンカットのまま)
- ジェームズ・アンダースン『シャーロック・ホームズ殺人事件』(創元推理文庫)
- ジェームズ・アンダースン『ハリウッド殺人事件』(創元推理文庫)
- ジェームズ・アンダースン『ホリデー殺人事件』(創元推理文庫)
- ジョン・D・マクドナルド『死のクロスワード・パズル』(サンケイ文庫)
- トニー・ケンリック『三人のイカれる男』(角川文庫)
- トニー・ケンリック『俺たちには今日がある』(角川文庫)
- 都筑道夫『猫の舌に釘をうて』(講談社文庫)
- 山田風太郎『明治バベルの塔』(文春文庫)
- 「本の雑誌 1996年4月号」
- 「本の雑誌 1997年7月号」
幻影城ノベルスの狩久が最大の収穫。2,500円という値付けにかなり悩んだが、このくらいなら出せるのが現在の経済状態なので。しかし後で行った平井店では全編アンカットのが2,000円で売られており、かなりショック。泡坂妻夫『11枚のとらんぷ』も後半アンカットのものが1,500円で出ていた。
アンダースンは「ジェシカおばさん」シリーズ。
ケンリック『三人の〜』は絶対持っているのが分かっていながら、買わずにはおれなかった。都筑も風太郎も既読で恐らくダブリだが、それを承知で。
100均コーナーに「本の雑誌」のバックナンバーがごっそりあったので、一冊ずつチェックして、自分の投稿が載っている号を確認、いいネタが載っている号を記念に買った。
○倉敷店
- 「幻影城 1976年3月号 No.15」
- パトリック・クェンティン『わたしの愛した悪女』(ハヤカワポケミス)
倉敷はややショボかったのでこの2冊のみ。「幻影城」のこの号は第一回「幻影城新人賞・小説部門」の発表号。つまり、泡坂妻夫デビュー号なのである。しかも狩久の読切中篇「虎よ、虎よ、爛爛と」も載っていたので買った。1,000円。万歩での「幻影城」の相場は大体1,000円である。
クェンティンは未読作品だったので。250円だ。
○平井店
- 『別冊宝島63 ミステリーの友』(JICC出版局)
- エラリー・クイーン編『クイーンの定員 IV』(光文社文庫)
- 湯川薫『ディオニシオスの耳』(徳間ノベルス)
- 一松信『暗号の数理』(講談社ブルーバックス)
- 一松信『四色問題』(講談社ブルーバックス)
なんといっても『ミステリーの友』が収穫。ずっと探していた本だったが、cakeさんが本を探している合間にフラッと見た棚であっさりと発見。800円。1987年発行の、山口雅也が編集を担当したミステリーガイド本。執筆陣もすごすぎ。今日買った「ジェシカおばさん」シリーズを紹介しているのが「慶應義塾大学推理小説同好会」の小山正さんなのだ。山口雅也と森英俊の写真もあるのだが、若すぎです。
クイーンの定員は手元にあったのになくなっていたので。これはコンプリートを目指す。
湯川薫っていうミステリ作家、いたなあ。実は『99.9%は仮説』の竹内薫の別名義なのだ。当時はあまりいい評判を聞かなかったように記憶しているが、今読むと多少は印象が違うだろうか?
一松信の2冊はブルーバックスの名著。どっちかは持っていたかも知れないが。 『暗号の数理』は最近新版が出たようです。
改訂新版 暗号の数理―作り方と解読の原理 (ブルーバックス)
- 作者: 一松信
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/10
- メディア: 新書
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