『官能的 四つの狂気』

官能的――四つの狂気 (ミステリー・リーグ)

官能的――四つの狂気 (ミステリー・リーグ)

またやったか!
いや、あのバカミスの極北『痙攣的』を知ってるので、ある程度耐性は出来てたし、予想もしていたのだ。あれがきっとああなのだろう、とか。それは一部当っていたが、いやはやそこに落としてくるとは。そして、あんなところに伏線があるとは。
この作品で評価したいのは、ただの「バカミス」に終わらず、論理性はどれもしっかりしている点。エロ妄想ネタもきちんと消化&昇華されていて、完成度高い。カーのタイトルとの関連性も巧く処理してある。