本田透『なぜケータイ小説は売れるのか』
- 作者: 本田透
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2008/02/16
- メディア: 新書
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ケータイ小説の起源はyoshiのはずだが、yoshiとその後のケータイ小説とは明らかに異質のもので、だからケータイ小説の始まりを Chaco『天使がくれたもの』とする考えが多いそうだ。yoshiの小説には「オヤジの説教」があったが、それ以降は「自分語り」が中心なのだ。
などなど、目ウロコな指摘も多い。
最近のケータイ小説は「全く売れない」のも増えてきているが、そこまでの分析はさすがに無理だったか。
出版界に定期的に発生する一過性のブーム(『磯野家の謎』に始まる「謎」本ブーム、ケータイ着メロ本、大人のぬりえなどなど)で終わるだけなのか、これからもずっと根付くのか、もうちょっと様子を見る必要がありそうだ。