藤川大祐『ケータイ世界の子どもたち』

ケータイ世界の子どもたち (講談社現代新書 1944)

ケータイ世界の子どもたち (講談社現代新書 1944)

「モバゲー」「iらんど」「プロフ」など、大人よりも子供の世界でより発展しているケータイのサービスを紹介しながら、一方で「学校裏サイト」やネットいじめなどの問題点も同時に紹介。「ケータイが欲しい」と子供に言われたら、排除・否定する方向ではなく、話し合ってルールを作ってから持たせることを提唱する。

たとえば、子どもは「いざというときに連絡がとれる」と言うかも知れません。しかし、いざというときには、ケータイがあってもやはり危険です。むしろ、知識の中でどこが危ないのかを日常からよく知っておき、何かあったときに周辺にいる人に助けを求められるようにするほうが現実的です。ケータイがあるから安全などとはいえません
(183〜184ページ)