藤原智美『検索バカ』

検索バカ (朝日新書)

検索バカ (朝日新書)

インターネットの普及は確かに便利になったが、人々はすぐに「検索」してしまい、自分で考えることをしなくなった、という話など、最近の世間に思うことをまとめた内容。特に「クウキを読む」ことを過剰にしずきることへの危機感が随所に出てくる。泊まるホテル、料理を食べる店、読みたい本ですら、他人の「評判」をまず確認するようになり、周囲に合わせようとするのだ。
ケータイのマナーモードの利用率は、若者の方が高い、という話も面白かった。マナーがなってない、と年配層に叩かれる若者の方がマナーがいいのだ。