『「王様のブランチ」のブックガイド200』

「王様のブランチ」のブックガイド200 (小学館101新書)

「王様のブランチ」のブックガイド200 (小学館101新書)

今、本の売り上げに最も影響を及ぼすメディアがTBS系土曜朝の番組「王様のブランチ」。全国ネットではないので、放送されている地域とされていない地域で、土日の本の売れ方が全然違うと言われるほどだ。
その本のコーナーを担当している筑摩書房の編集者・松田哲夫氏が番組内で紹介した本から主なものをまとめた本。最初に番組出演に至ったきっかけから現在までの経緯も書かれている。
一番驚いたのは、関根勤氏の存在だ。松田さんに、重松清奥田英朗天童荒太の作品の魅力を教えた人こそ、関根さんなのである。すごい読書家なのだ。
北上次郎氏の影響もよく受けている。多分、松田氏はあくまでも「編集者」であって、「読書家」ではないのだなあ、と感じる。