小路幸也『リライブ』

リライブ

リライブ

死の淵にある者の前に「バク」が現れ、「取り戻したい思い出」の時点から人生をやり直させてくれたら……どこをやり直したのか、の分岐点は最後に明かされ、そのあとにもう一捻りある。死をテーマに描きながらも、読後はちょっと幸せに気持ちになれる好短編集。