石持浅海『君がいなくても平気』

君がいなくても平気 (カッパ・ノベルス)

君がいなくても平気 (カッパ・ノベルス)

彼女が殺人犯であることを疑い、自分の保身のために別れようとする男。あまりにも利己的すぎて、前半はこの男に腹を立てていたが、後半は動機探しや、自分も殺されるかも知れないというサスペンス要素も加わり、通俗的ではあるが面白くなっていった。タイトルの重みもラストで増してくる。