2012年3月に読んだ本(Powered by 読書メーター)

3月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3560ページ
ナイス数:92ナイス

綺譚の島 (ミステリー・リーグ)綺譚の島 (ミステリー・リーグ)
うーむ。奇想の数々は魅力的だし、真相も「おおっ」と思わせるネタも多数あるが、全然駄目駄目なのもあって全体的には微妙な印象。海老原もそんなにアピールするほど名探偵としてキャラが立っているわけでもない。この作家さんは常に、なんか惜しいという印象が残る。トリックと物語のバランスが取れれば、すごい作品を生みそうな気がする。
読了日:03月31日 著者:小島正樹
完全図解・宇宙手帳 (ブルーバックス)完全図解・宇宙手帳 (ブルーバックス)
人類の宇宙開発の歴史、特に日本の宇宙開発についてはほぼ全貌が分かる名著。数多くのロケット、人工衛星の技術の歴史があってこその「はやぶさ」の成功なのだということを実感できる。「スカイラブ」とか「ミール」とかも懐かしい。
読了日:03月31日 著者:渡辺 勝巳,JAXA(宇宙航空研究開発機構)
ナミヤ雑貨店の奇蹟ナミヤ雑貨店の奇蹟
時を越える系の小説は個人的にも大好きで、しかも東野圭吾だし、安定した面白さは保証する。各エピソードが絡みあっていく過程、そして結末に収束させる展開はさすが。突っ込みどころもいくつかあるが、読後感がいいので結果オーライかな。
読了日:03月29日 著者:東野 圭吾
世界の陰謀論を読み解く――ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ (講談社現代新書)世界の陰謀論を読み解く――ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ (講談社現代新書)
陰謀論は昔から全く変わっていないのだということが分かる。人工地震説だって関東大震災の頃にも存在していた。また、ユダヤ人の陰謀論がよく叫ばれるが、日本人も陰謀側にされていた時代もあったらしい。こういう視点は考えたことがなかったので新鮮だった。
読了日:03月28日 著者:辻 隆太朗
狩人は都を駆ける (文春文庫)狩人は都を駆ける (文春文庫)
何故か動物絡みの依頼ばかり来る探偵が主人公のハードボイルド本格。意外性もあるし、真相には社会性もあったりして、読み応えがある。「黒い毛皮の女」のようなネタが好きだ。
読了日:03月20日 著者:我孫子 武丸
警視庁特捜班ドットジェイピー (光文社文庫)警視庁特捜班ドットジェイピー (光文社文庫)
ある意味特殊能力を持った刑事たちの特捜班の活躍(?) 特捜班とか言いながら、結局自分たちの身の回りの事件だけやん、というツッコミも想定内だと思われる。楽しく読めるしこれはこれで満足。
読了日:03月20日 著者:我孫子 武丸
PKPK
伊坂作品には時々、なんらかの使命を帯びているような気がするものがあるが、その傾向の作品群でも代表的なものになるかも知れない。どれも震災前に書かれていた話なのに、今読むといろんな思いに駆られてしまう。3つの作品の繋がりも面白い。個人的には「超人」が好きかな。
読了日:03月17日 著者:伊坂 幸太郎
AKB49〜恋愛禁止条例〜(7)特装版 (プレミアムKC)AKB49〜恋愛禁止条例〜(7)特装版 (プレミアムKC)
みのりたち3人の研究生ユニットがデビューを目指す話に終始している巻。感動ポイントもいくつかあるが、やや落ち着いた感じは否めないかな。
読了日:03月17日 著者:宮島 礼吏
ちはやふる(16) (BE LOVE KC)ちはやふる(16) (BE LOVE KC)
ここまで進んでもこのテンションが持続しているのは純粋に凄いと思う。この巻はクライマックスがグッと来た。
読了日:03月17日 著者:末次 由紀
少女は卒業しない少女は卒業しない
遅まきながら初めて読んだ作家さんだけど、天才です。今まで読んでなくて本当にすみませんでした。最初の「エンドロールが始まる」が素晴らしすぎるので、あとの作品もそれぞれ魅力溢れるんだけど、物足りなく思えるくらい。でもどれも水準高いです。これから全力で応援させていただきます。
読了日:03月13日 著者:朝井 リョウ
ざっくりわかる宇宙論 (ちくま新書)ざっくりわかる宇宙論 (ちくま新書)
タイトル通り、宇宙論の歴史から現在までがざっくり分かる。ホーキングの宇宙論は衝撃的だったけど、あれも過去のものになっていると知って驚いた。一方で「超ひも理論」のように、一度忘れられそうになりながら復活した理論もあって面白い。
読了日:03月13日 著者:竹内 薫
トンデモ本の世界Xトンデモ本の世界X
トンデモ本の最近の動向が知りたくて読了。全然変わってないなあと実感。最近気になってる某団体の本と某ヒ×ルラ×ドの本も紹介されていて、まあいかにも。
読了日:03月02日 著者:と学会

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