「マイ・リトル・ブライド」(2004年韓国作品 原題「幼い新婦」)

502 Bad Gateway
ムン・グニョン!! 「永遠の片想い」や「箪笥」の少女が、こんなにも可愛く成長してしまった。もうね、どの瞬間も萌える。可愛くて仕方がない。「韓国民の妹」と言われるだけのことはある。私がこの映画に関して言えることはたった一言だ。
い い か ら 観 ろ
いや、さすがにこれだけでは駄目か。
軟派な大学生パク・サンミン(キム・レウォン)は留学先のアメリカから帰ってきた。幼馴染みの女子高生ソン・ボウン(ムン・グニョン)のおじいさんから、「いますぐボウンと結婚してくれ」と言われて驚く。だが余命いくばくもないおじいさんの頼みに渋々承諾する二人(実はおじいさんの策略だったのだが)。盛大な結婚式を挙げたものの、二人はまだキスもしていない仲で、あくまでも形だけと割り切ることに。しかも高校一年のボウンが結婚していることが知れたら大騒ぎになることは必至なため、学校には内緒だ。ボウンには密かに想いを寄せている野球部の先輩がいて、二人は付き合い出すものの、ひょっとしてこれって不倫!? そんな時、サンミンが教育実習で、なんとボウンのいるクラスにやって来た……。
かつてのTVドラマ「おくさまは18歳」を想起させるような甘酸っぱい恋愛コメディ。30年くらい前の日本のドラマを観ているようなベタなストーリーだが、全てムン・グニョンで許せてしまう。今日の観客(大阪)は9割方女性だったのだが、みんなはキム・レウォンのファンなのかなあ。しかしみんなベタなくすぐりのギャグに面白いように受けてたけど、そこでそんなに笑うもんじゃないだろうに、とか思ってしまった(いや、本当に爆笑シーンも結構あるんだけどね)。まあ当然「一見嫌いだけど、実はお互い好きでした」的な話になるわけだが、それをクローズアップした場面は決して多くなくて、さらりと流した感じ。そのくらいでも充分なほど伝わるのでいいか。笑って泣ける、爽やかな映画だ。つーかね、くどいようだけど、ムン・グニョン最高だよ。