「心はロンリー 気持ちは「・・・」1」

上のリンクは「1〜3」のBOXだが、レンタル視聴なので1のみ。1984年放送の、いかにもフジテレビらしいギャグ満載ドラマ。今や大脚本家になった君塚良一初のドラマ脚本だったという点でも貴重な作品だ。出演者も風俗もみんな古臭い(公衆電話だって10円入れてるし、家の電話も黒電話だ)し、いかにもベタなギャグばかりなのも今観るとやや辛いが、それでも面白い。懐かしいなあ。「横澤オジン彪」「三宅デタガリ恵介」というスタッフテロップまで懐かしい。
特典映像での三宅さんとの秘話トークが実に興味深い。君塚氏が最初に持ってきた脚本をさんまが「これはこれとして」と脇に置いたら、ボツにされたと思い込んでアメリカに傷心旅行に行ったとか、タイトルは「心はロンリー 気持ちはガンジー」だったのに、直前にガンジーが亡くなってしまったので「・・・」に変えたとか、子役のオーディションに後藤久美子が来ていたとか、さんまはドラマの役ごとに煙草の銘柄を変えているとか。以前から映像化の話があったのに諸般の権利関係でダメだったのが、音などを替える技術が出来たから実現したそうで、音が替わっているところやカットされたシーン・ギャグもあるらしい。残念だが仕方ないだろう。