『人類の月面着陸はあったんだ論』

人類の月面着陸はあったんだ論―と学会レポート

人類の月面着陸はあったんだ論―と学会レポート

「と学会」主催のイベント「2005日本トンデモ本大賞」にて、圧倒的支持を受けて受賞した(それだけトンデモが凄すぎたということ)『人類の月面着陸は無かったろう論』や、TVで何度か放送された「人類は月に行っていない」説を徹底検証した本。特に本(「たろ論」と略される)の批判ページが面白すぎ。ツッコミよりは「たろ論」の初歩的勘違いの多さに辟易するのだ。このネタだけで一冊になっているくらいだから、と学会の「たろ論」著者への呆れ具合が伺える。
面白いのは、科学者が(といっても大槻義彦クラスだが)「月に行っていない」と主張し、UFOビリーバーたちが「月に行っている」と主張するという「歪み現象」が起こっていることだ。*1

*1:もっともUFOビリーバーは「月で宇宙人に会っている」と主張を続けるわけだが。