高井信『ショートショートの世界』

ショートショートの世界 (集英社新書)

ショートショートの世界 (集英社新書)

ショートショートといえば星新一である。そのため日本では「星新一が書く小説=ショートショート」と思われがちだが、「オチのある短い話」だけがショートショートでは決してない。本書では関係者たちの言葉を紹介しながら、ショートショートの定義を「約20枚以下のアイデア・ストーリー」としている。国内・海外のショートショートの歴史、重要作家、作品をくまなく紹介し、さらに「ショートショートの書き方」まで伝授した入門書。ショートショートに興味がもてます。こういう本の「超短編」版もあるといいなあ。