本格ミステリ大賞・候補作
かなり出遅れてますが、ネット版をやっているので触れないわけにはいかない。
本格ミステリ大賞の候補作が正式に発表されています。
【小説部門】
石持浅海『顔のない敵』(光文社カッパ・ノベルス)
道尾秀介『シャドウ』(東京創元社)
京極夏彦『邪魅の雫』(講談社ノベルス)
鳥飼否宇『樹霊』(東京創元社)
柄刀一『時を巡る肖像』(実業之日本社)【評論・研究部門】
町田暁雄・監修『刑事コロンボ完全捜査記録』(宝島社)
紀田順一郎『戦後創成期ミステリ日記』(松籟社)
笠井潔『探偵小説と記号的人物』(東京創元社)
巽昌章『論理の蜘蛛の巣の中で』(講談社)
事前に候補作を予想していたのですが、『顔のない敵』しか当たりませんでした。道尾はやっぱり『骸の爪』の方が本格度が高いと思うのですがね……。『樹霊』と『時を巡る肖像』はノーマークだったのでびっくり。
評論部門は、普通にいけば巽昌章でしょうが、紀田順一郎にあげたい気がします。
一応、今のところ今年も「インターネットで選ぶ本格ミステリ大賞」を行う予定です。参加を考えておられる方は今のうちから読んでおきましょう。