芳沢光雄『数学でわかる社会のウソ』

数学でわかる社会のウソ (角川oneテーマ21)

数学でわかる社会のウソ (角川oneテーマ21)

ビジネスや経済の話題を数学的視点で見ると、違った意味合いが見えてくる、という内容の本。だが、個人的には後半の「ゆとり教育批判」が興味深かった。いかに数学教育が簡略化されすぎてしまったか、その結果数学が出来ない学生が増えたかを痛烈に批判、自ら「数学は役立つ学問である」ことを全国の学校に指導して回っているそうだ。