鷲田小彌太『「夕張問題」』
- 作者: 鷲田小彌太
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 新書
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夕張といえば、炭鉱や「ファンタスティック映画祭」も知られていたが、今や「夕張メロン」の町でもある。実は夕張メロンの歴史は意外と短く、まだ50年程度でしかない。ここまで有名になった産業を活かすべき、と著者は主張する。
一部引用しよう。
こういいたいのは、本気かどうか知らないが、こんな記事を目にしたからだ。
夕張市長になり手がいなかったら、出てもいい。再建に秘策がある。民間金融機関から借りている300億円を15年で返済するために、?各種の企業誘致をして人口を増やす。?横浜市くらいの規模の都市と合併させる。?保養・娯楽施設を作って都会の人を呼び込む。?全国から支援を集めるシステムを作る。
こんなことをいっているそうだ(日刊ゲンダイ2/12)。誰かといえば、小泉前首相の秘書官だった飯島勲である。小泉の懐刀だか何だか知らないが、とんだおじゃま虫だ。この程度のことは中田市長が全部やった。そして全部失敗した。つまりは飯島の言は「再チャレンジ」計画ではなくて、「再破綻」計画である。