佐々木俊尚『2011年 新聞・テレビ消滅』

2011年 新聞・テレビ消滅 (文春新書)

2011年 新聞・テレビ消滅 (文春新書)

そう、マスメディアが神である時代はもう終わったのだ。
(47ページ)

ネットによる情報革命と、金融危機に端を発した経済不況で、アメリカでは有名新聞も次々と倒産する時代になってしまった。この波は必ず日本にも押し寄せる、と予言する。特に、完全地デジ化移行が行われる2011年は、テレビの終焉を迎える年になるかも知れない。
私も以前に比べるとテレビは観なくなったと思う。今すぐにテレビや新聞がなくなったとしても、あまり困らないかも知れない。
生き残りを掛けての動きも見られるが、業態そのものが大きく変わることになるのではないかと思わせる。あれだけ目の敵にして批判し続けたYouTubeとも、最近では協力し合おうとする動きもある。一方で「R25」などの新しいアプローチの成功例も紹介されている。改革はこれから本格化していくだろう。