加賀乙彦『不幸な国の幸福論』

不幸な国の幸福論 (集英社新書)

不幸な国の幸福論 (集英社新書)

自殺者が年間三万人を超え(3年に一回日露戦争をしているようなもの、と著者は言う)、自分が不幸だと思っている人が先進国の中でも飛び抜けて多い日本人。そういう時代、そういう国ながら、そんな不幸感の中から幸福を見出そうと提案している。