「FLASH増刊 まるっとAKB48スペシャル2」を読めば、あなたもAKB48の魅力に気付かされる……はずだ

先日、AKB48にはまっていることをカミングアウトしたが、今ももちろん、はまりまくっている。家にいて暇があれば、AKB関連動画を観ては泣いている。いやほんとに。みんな引いてますかそうですか。


どんな動画で泣いてるかとかは、実はフェイスブックのアカウントでよく書いているので、気になる方はぜひ私と友達になってください。今一番、AKB48について語っているのは、はてなダイアリーでもツイッターでもなく、フェイスブックである(一応、ある程度キャラを使い分けているつもりだ)。


本も大体チェックしているのだが、例えば最近出たFLASH増刊「まるっとAKB48スペシャル2」。

まるっとAKB48 2 with SKE48&NMB48&SDN48&HKT48 2011年 09月号 [雑誌]

まるっとAKB48 2 with SKE48&NMB48&SDN48&HKT48 2011年 09月号 [雑誌]


パッと見は、FLASHの増刊だけあってグラビアが多く、チャラチャラして内容の薄っぺらいように見えるかも知れない。まあ、そういうページが目立っているので仕方がないが、それぞれの記事が実に読ませる。今までにも書かれなかった内面吐露が時折見られているのではないかと思う。特に、各キャプテンによるチーム解説。チームA高橋は、チームAというよりはAKB48の今後を見据えた叱咤激励を、チームK秋元は「思ってはいけないのは分かっているけれど、旧チームKに戻りたいと思った」と告白、チームB柏木は結成時の苦悩、一体感が出た頃の「組閣祭り」シャッフルのショックを語っている。
そして個人的に一番気がかりだったのが、今年になって結成された新チーム、チーム4だ。そもそもA,K,Bのどこかに昇格すると思っていたところに発表された研究生上がりばかりの新チーム。人数もいまだに揃っておらず、オリジナル公演もない。彼女たちは今どう思っているのだろう? その疑問に、キャプテンに指名されたばかりの大場美奈が答えている。

発表の次の日、劇場でチームK公演があったんです。それに出ていた山内、永尾、竹内、中村が自己紹介で『チーム4の〜』って挨拶したんです。そうか、言ったんだと思いました。その次の日、A公演に私と島田が出たんです。私は『チーム4の〜』とまだ言いたくなかった。心の整理がついてなかったからです。でも、島田が先に『チーム4の島田晴香です』って自己紹介をしたんです。そしたら、お客さんがすごい喜んでくれた。あれ、喜んでくれるんだと思って。私も『チーム4の大場美奈です』って挨拶したら、やっぱり喜んでくれた。この辺からですね、気持ちが切り替わったのは。


綴じ込み付録扱いのノースリーブスのページも、普通に見ればただのグラビアだが、インタビューがガチ。峯岸みなみの言葉が一つ一つ重い。

(結成した当初は)ノースリーブスなんて誰も知らないから「AKB発の〜」って強調されるし。だったらべつにAKBでいいじゃん、ユニット組む必要あるの!?って、あまりポジティブに考えられなかったんです。


そして今やバラエティでは欠かせない存在になった指原莉乃も、インタビューでは苦しんできた胸の内を明かしていて、意外に思った。

(正規メンバーに昇格したものの、解雇された菊地の穴埋め的ポジションだったことで)「誰にも相談できなかったんです。私の3日前にAに昇格した北原は楽しそうにしているし、しいちゃんは昇格できなくて悩んでいる。そんなこと言えないじゃないですか。」
(略)
(DVDの宣伝で、渋谷109に飾られた自分の特大写真広告を見て)「初日は行けなかったんですけど、翌日に『さしこのくせに』のロケで行ったんです。そのときはスタッフさんもいるから、『すごいですね』ぐらいしか言えなかったんです。でも、もっと見たいと思ったから、その日の夜に電車に乗って渋谷に行ったんです。感動して泣きました。そこで、やっといろんなことを実感できたんです」
大分からアイドルを夢見て単身上京して3年以上が経過した。渋谷の象徴である109の看板に自分がいる。こんなに大きい自分が! オーディションに合格したこと、楽しかった研究生時代、つらかった昇格直後、選抜落ちが続いた1年間、ブログでの復活劇。あのとき、辞めなくてよかった――。そう思うと涙が止まらなかった。


これらはほんの一例で、もっと読み込めばもっと熱い言葉がたくさん詰まっている。今まで本当に全く知らなかった彼女たちの努力が伺えるのだ。こういうのを読めば、AKB48への印象も大きく変わってくるのではないかと思う。ちょっと気になっている方は、ぜひ読んで欲しい。私も含め、新規ファンにこそお薦めの内容だ。