泡坂妻夫の幻の怪作『生者と死者』がついに復刊されます!

去年の秋に、泡坂妻夫さんの『しあわせの書』が突然プチブレイクしたのをご存知でしょうか。

しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)

しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)

きっかけはNHKラジオ深夜便」。スポーツコメンテーターの益子直美さんが「忘れらない一冊」として紹介されました。番組内では、その本を使ってマジックができる、とラジオで実演。聞き手のアナウンサーさんが心底驚き、狐につままれたような反応をしながら結局タネ明かし等もなかったため、気になったリスナーが買い求めたのが始まりでした。
その経緯を元に、瀧井朝世さんが朝日新聞「売れてる本」にて『しあわせの書』を紹介されました。
http://book.asahi.com/reviews/column/2013120800002.html


で、我々ミステリマニアとしては、この流れであの幻の珍作『生者と死者』も復刊してくれないかなあ、と思っていたわけです。ただし、あの本は製本が難しいため、なかなか復刊もできないだろうことも容易に想像できました。
ところが年末、1月末に復刊されることが発表されたのです。つ、ついに!
togetterでもその経緯が纏められています。
泡坂妻夫まつり(petit) - Togetter


下のリンク先はまだ古本扱いですが、今月下旬から入手可能になりますので、一家に一冊、いや、一家に二冊! ぜひどうぞ! なぜ二冊必要なのかは実際に本を手にされれば分かると思います。

生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)

生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)